Viaggio di Italia nord ovest 2017 Ⅳ

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 6月12日(月) アルバ駅前です。8:03発のバスでアスティに向います。昨日ここで確認の為に時刻表を見ていると、親切な男性が声をかけてくれました。昨日は日曜日、平日ダイヤを見ていると、今日は休日なのでこれだよっと「FESTIVO(休日)」ダイヤを指さして教えてくれました。FESTIVOダイヤの事は事前調査で解っていましたので、明日行くので通常ダイヤを見えいる旨を伝え礼を言いました。また、チケットは、駅のタバッキで買うものと思っていましたので、そのことを聞いたところ、アスティ路線は社内購入だと教えてくれました。隣村のネイヴェ在住の青年でした。知らない土地での心優しい親切、とても嬉しく思いました。

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 アスティ行きのバスが入ってきました。


 インターネットというものは本当に便利なものです。便利すぎて恐ろしくもなりますが???
 日本に居ながらにして、アルバ~アスティ間のバス路線の詳細情報が手に入ります。
 「ALBA ASTI BUS」と検索すれば イタリア語のサイトがトップに出てきます。PDFファイルです。
 それがこれです。


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  我々の乗るバスは、No.4511 8:03発 8:58 アスティ着です。

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 料金表です。
  クレジット利用・車内購入・1週間定期・1ヶ月定期・3ヶ月定期・年間定期・年間学生割引 で区分されています。
 我々は、車内購入ですので、アルバ~アスティ €5.6です。しかし、時間も十分有るので、どこか奇麗な村で途中下車し田舎を楽しみ、1時間後の次のバスに乗ればいいと思い、ネットで調べた結果、「MOTTA DI COSTIGLIOLE」で降りる事にしました。€4.5です。


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  停車駅とそのロケーション(通り・広場名)も明示されています。親切ですね。


 ここでひとつ気が付きました。イタリアには「CASTIGLIONE=カスティリオーネ」という名のついた場所や苗字が多くあります。私の心の故郷 カスティリオーネ・ドルチャもそうです。おそらく、カステッロ(城)から派生したのだと思いますが、日本でいうと「城島」「結城」「城田」といった感じなのでしょうね。
 バスの停留所をご覧ください。NEIVEの下が「CASTAGNOLE」その下が我々が下車する「COSTIGLIOLE」です。「カスティリオーネ・・・カスタニョーレ・・・コスティリオーレ」ややっこしいですね。カスタニョーレは調べてみるとスズメダイ・・・・日本でいうと「鮭川」さん「鮫島」さん・・・ってな感じでしょうね。イタリアに限らず、多くの場合、地名は、その地にかかわりの深い王族・領主・宗教指導者・文化人等の名が冠されています。・・・・・・・どうでもいいことですが・・・こんなことを考えてしまう今日この頃であります。


 アルバ~アスティはバスルートで39km、55分です。高速は少し利用するだけで、90%は美しいカントリロードを走ります。葡萄畑の丘陵地帯も走ります。特に、NEIVE~MOTTA DI COSTIGLIOLE間は、丘陵地帯や古い町を通過しとても情緒があります。足に自信のある方はモッタで下車し我々は行けなかったコスティリオーレ・ダスティはいかがでしょうか?(4.7km70分のお散歩)、イーゾラ・ダスティで降りて丘を登り旧市街に行かれるのもいいと思います。
 バローロ方面は交通手段が希薄で、専用車をお勧めしますが。バルバレスコ(ネイヴェから4.3km徒歩60分)、ネイヴェ、コスティリオーレ、イーゾラ・ダスティ、モンテグロッソ・ダスティ(イーゾラ・ダスティから5.8km徒歩75分のとても美しい村)あたりは、バスと徒歩で2日かければ十分カバーできます。特に、徒歩移動はゆっくりとランゲ・モンフェッラートの田園丘陵情緒を満喫できるかもしれません。
 もし、アルバやアスティでロードやクロスバイクを借りることが出来れば、それも有りかと思います。但し、ヒルクライムが多く15km/h+休息時間でゆったりとした計画で!!!
 もしも、今度行くことが有れば(黄葉の時期に)、1日は専用車でランゲ周遊、あとは3日くらいかけ、アルバ~アスティのバス+他のローカルバス+徒歩移動で ランゲ・モンフェッラートの丘陵情緒を肌で感じたいと思います。(行けるかなっ???)



 さて、旅情報はこれくらいにして、この日のレポートです。ますは、ルートマップから。

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 アルバ~アスティ間は、列車でも8駅55分ですので、それも便利です。アルバ駅前にタクシーは居ませんが、アスティ駅前にはたくさん並んでしました。単なる移動でしたら、鉄道がお勧めかも・・・・・カントリーシーンを楽しむなら断然バスです。利用者の多い路線です。





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 MOTTA DI COSTIGLIOLE で下車。 

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 停留所の看板写真・・・・ネットで検索するとこの画像が・・・・ここで降りた理由です。後日調べるとここから4.7km徒歩70分の場所だと判明。

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 停留所は、廃線になった鉄道駅の前、ローカル感一杯の村に降り立ちました。

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 人っ子一人居ない、モッタ ディ コスティリオーレ村です。もしかすると、日本人観光客がこの村に降り立ったのは我々が初めてかもしれません。なーーーーーんにもない村・・・・・・でもゆったりと流れる時間、あれも見たい、これも見たいと思う速足旅行の我々には癒しのひと時かも知れません。

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 村のハイストリート スコッティ通りで記念撮影です。

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 目抜き通りです。
 通りの横断幕 直訳すると「ワイン果樹園の庭&分配 4月 コムーネ ディ コスティリオーレ・ダスティ」 今は6月 ・・・・まあいいかっ・・・ってなかんじでしょうか?

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 教会の陰でひと休みです。

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 廃駅でバスを待ちます。

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 アルバ行きのバスが来ました。アスティ行きももうすぐ来ます。




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 MOTTA DI COSTIGLIOLE 9:38発のバスに乗り込みました。アスティまで€3.1です。

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 Isola d’Asti =イーゾラ・ダスティ が見えてきました。

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 この日は、34℃まで上がる見通し、涼しい季節なら降りて散策したい美しい村です。丘下の停留所から丘の上の旧市街まで1.2km 徒歩20~25分。行ける範囲内です。







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 アスティ駅です。

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 定刻 9:58  アスティに到着です。




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 カミッロ・ベンソ・カヴール通り・・・どこかで聞いた名ですね。そうです。グリンザーネ・カヴール城の城主、イタリア統一王朝初代首相です。

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 赤いチンクエチェント・・・石畳の旧市街に良く似合います。

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 スタトゥート広場







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 サン・セコンド広場&カトリック教会

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 疲れた時、暑さしのぎの教会タイムです。



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 メディチ広場   トロヤーナの塔 登れるらしいのですが、入口は閉まっていました。  残念!!! 

 アスティは、人口75000人のピエモンテ州アスティ県の県都です。モンフェッラート地方の中心都市で「アスティ」ブランドのワインで有名です。ローマ時代以前からイタリア原住民であるリグーリア人が住んでいました。アスティとはリグーリア人の言葉で「丘」の意味です。ローマ時代には、ローマとトリノを結ぶ要所として栄え、一時はトリノを凌ぐ司教直轄都市でありました。
 古都アスティは、「百塔の町」としても知られています。トスカーナのサンジミニャーノでも良く知られていますが、中世、貴族・豪族達は、その力を誇示する為に「塔」を競うように立てまくりました。おそらくアスティでも。同じような動きが有ったのだと思います。
 美しい「塔の町」・・・楽しみたいと思います。




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 ローマ広場 コメンティーナの塔

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 ヴィットーリオ・アルフィエーリ大通り クァルテーロの塔

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 アスティ街歩き・・・とても美しい古都です。

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 ロッサの塔 & カトリック教会

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 司教都市アスティ 荘厳です。

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 アスティ大聖堂 (サンタ・マリア アッスンタ大聖堂) 

 今回の旅で、30回目の訪欧になります。妻も16回目。どれほどの教会に入ったことか?おそらく100は超えていると思います。最近は、暑い時に涼をとる以外、妻はもういい・・・と入りません。専門家でない私たちには、どこも同じに見えてしまうのも確かです。ゴシック・ルネサンス・バロック・・・・カトリック・正教会・プロテスタント、違いがあるのでしょうが・・・・・その妻が、この大聖堂に入った途端・・・・「ワーーーーーッ!!!」という声を出しました。
 暑さでバテ気味の妻を、ローマ広場横の公園の木陰のベンチに残し、私はひとり大聖堂を探しました。詳細地図を持っていなかったので、4~5人のネイティヴに尋ねやっと到達、見たことのない教会芸術が目の前に・・・・・これを見ないとアスティに来た意味がないと思い妻を迎えに行ったのであります。
 


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 教会内部はすべてフレスコ画で埋め尽くされていました。

 13世紀に建てられた、ロマネスク・ゴシック様式のカテドラーレ、ピエモンテでも1,2を争う大きさです。人口75000人の町には不相応にも思えます。しかし、13世紀ごろは、トリノをも凌ぐ隆盛を誇った都市でありました。この規模の大聖堂が必要だったのでしょうね。いにしえのアスティ、栄華の象徴の大聖堂です。 

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 だまし絵・・・・欧州ではよく見られます。大理石の彫刻は大金を要します。チェスキークルムロフ城でも外装がだまし絵でした。財政がひっ迫しているときに良く使われる手法です。
教会内装もしかりです。しかし、この大聖堂はそうは思えないのです。もちろん、このビジュアルを大理石彫刻でやってしまうと天文学的なコストになるとは思いますが、この美しいフレスコ画は、彫刻を凌ぐ迫力とデリカシーで迫ってくるのです。こんな教会芸術は見たことがありません。妻もずーーっと見とれていました。


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 色合いがとても美しい、大聖堂のフレスコ画です。

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 マルチェロとジュリエッタも大感動です。(^_-)-☆






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 大聖堂を後にしショッピング&ランチに

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 塔の町ももうすぐお昼、シエスタタイム、商店が閉まるまえにお買い物です。



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 アスティで最も美しい通り・・・・ヴィットーリオ・アルフィエーリ大通り

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  妻が素敵なお店を見つけました。「Ricami d’Arte」=芸術の刺繍という名の 刺繍テーマのお店です。

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 麻にプリントを施した素敵なテーブルクロスを頂きました。



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 ランチはこのトラットリアでいただくことに。

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  EATALY が経営するトラットリアでした。

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 ボロネーゼとペペロンチーノ 美味でした。






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 駅のギフトショップで何か訪問記念の置物(教会・広場・塔)を探しましたが、何も得られず・・・・・

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 おそらく屋外温度は34℃くらいです。そそくさとアルバに戻りました。





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  美しい丘陵風景・・・エアコンの効いたバスから楽しみながらアルバへ

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 強い陽射しを受け、葡萄畑がヴィヴィッドです。







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  アルバに戻り、カフェ サヴォーナ でジェラートを頂いた後、ヴィットーリオ・エマヌエーレⅡ世通りへ。
 カフェの女の子に、アルバでは月曜日は飲食店を除き、ほとんどの商店が休みだと言われました。・・・・アスティでは感じなかったのですが・・・町の商店協会で決めているのでしょうか?確かに、数件を除いてほとんどが閉まっていました。とりあえず、静かな目抜き通りを散歩です。


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  サンタ・マリア・マッダレーナ教会
 小粒ですが、ピリリと辛い教会です。


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 見とれてしまいました。

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 マドンナ信仰のイタリアです。

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 美しい、アルバの目抜き通りです。

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  「ヴィットーリオ・エマヌエーレⅡ世 通り」
  「1820年-1878年 イタリアの王」


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 レジデンス前 ローマ通りのアーケード

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  ミケーレ・フェレロ広場 
 
 カフェ・サヴォーナも面しているアルバNo.1の賑やかな広場です。連夜、ジャズコンサートが開かれていました。
 イタリアNo.1の大富豪(資産2兆6500億円)、フェレロチョコレートで有名なミケーレ・フェレロ氏・・・・アルバから南に25km下ったドリャーニという町の生まれなのです。ランゲ地方の誇りであり、広場に名が冠せられたのでしょう。


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 まだ5時・・・・さあ、何をしようかな???

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 マルチェロ&ジュリエッタ もヴェスパに乗って上機嫌です。
 
 寝不足気味で、食べ疲れも感じます。今夜は、レジデンスで「どん兵衛 きつねどん」「ペヤングソース焼きそば」でも食って早めに寝ることにしました。( 一一)
 

      Buonanotte///
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コメント 4件

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nene  

地元の路線バスに乗るって個人旅行ならではですね
そこの土地の人みたいな感覚で良いですね
確かにネットで何でも出てくるからとても便利&反面ちょっと怖いです
可愛いチンクエチェント・・イタリアを旅行しているとよく見かけます
あ~欲しいな♪たまにこちらでも乗っている人見ると、よし次は!
・・・でも無いでしょう(*_*;
アスティ大聖堂ですか?素晴しいですね!!
真夏の街歩き後に入る教会は確かに涼しくてず~っと涼んでいたくなります
ましてこんな素晴らしい教会でしたら尚更です

2017/06/30 (Fri) 08:20 | 編集 | 返信 |   
granpa di itosugi  

nene 様
メッセージありがとうございます。
大都会での公共交通機関ではなく、ローカルでの公共交通利用は、とても興味深いです。東洋人がとてもめずらしいようで、日本人か中国人かよく聞いてきます。停留所でバスを待っていると笑顔で近寄ってきます。(特におばちゃん)ネイティヴ気分を満喫できますよ。

2017/06/30 (Fri) 22:54 | 編集 | 返信 |   
shinkai  

こんにちは!

昔トリノには一度行った事があるのですが、それ以外はまるで未踏の地で、
お二人のバスで、車でのあちこち訪問を羨ましく拝見しました。

リグーリア一帯もそうですが、とにかく道がカーヴ続きなので、それを考えると
ちょっと難しいなぁ、という気があったのですが、そうですね、どこか基地を決めて
バスで移動、戻る、というのもありですね。 

ここまで拝見してきて、この後はお二人とは逆にスペインかな?
楽しみにまたお邪魔しますね。


2017/07/13 (Thu) 23:08 | 編集 | 返信 |   
granpa di itosugi  

shinkai さん

メッセージありがとうございます。レンタカーでの旅であれば、連泊しないでツアーを続けるということになるんでしょうが、大きなスーツケースは基地に置いての旅、シャトルスタイルが楽ちんであります。新開さんちから450km西、美しい丘陵地帯です。

2017/07/13 (Thu) 23:56 | 編集 | 返信 |   

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